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【特集Part1】成長市場データセンタにフォーカス
●Brocade Ethernetファブリックの革新性
ブロケード(Brocade)は、2010年6月に発表したBrocade Oneアーキテクチャを実現する具体的な製品、VDX 6720スイッチを発表した。同社の主張によると、この製品は「True Ethernet Fabric」を実現する業界初のスイッチだという。その意味するところは、データセンタネットワークの要件をすべて満たしている点にあるようだ。
VDX 6720はハードウエア的には、1RUと2RUの2種類があり、それぞれ10GbEのポートが最大、24ポート、60ポート搭載できる。光モジュールはSFP+(SR、LR)で提供されるので、モジュールベンダにとっては、このスイッチの登場によって市場の拡大が期待できる。サーバーポートの10G化とともに、このようなスイッチがデータセンタに普及すれば、まさにモジュールベンダが言うように「造っても、造っても造りきれない要求」がわき上がってくることだろう。
以下2点についてもレポートした。
●データセンタを簡素化するエンド・ツー・エンドアーキテクチャ
●共有型ITインフラの優位性をアピールする新製品
【特集Part2】ホワイトスペースを活用した新たな映像ビジネス
先月開催されたInterBEEでも話題となっていた「ホワイトスペース(使用されていない周波数領域)」。以前から、こうした周波数領域を活用したビジネスは注目を集めていたが、アナログ停波による広大なホワイトスペースの発生が見えてきたことで、そのビジネスチャンスを見逃すまいとする動きが活発になってきた。
米国におけるホワイトスペースへの取り組みを見ると、MicrosoftやIntelなどIT系大手企業がTVホワイトスペースのブロードバンド通信への開放をFCC(アメリカ連邦通信委員会)に要望した経緯もあり、部屋やフロアを越えた家庭内ネットワーク(無線LANよりも広域で利用可能なネットワーク)、およびコニュニティ・エリア・ネットワーク(山間僻地などでのブロードバンド設備)といった通信技術を使ったサービスが主流と見られている。また、欧州では、ホワイトスペースの活用を含む周波数の共用に関する技術の研究開発を欧州の重要プロジェクトの1つと位置付け、研究開発をメインにするという。
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ITEM NAME | OPTCOM 2010年12月号 |
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ITEM CODE | OPT201012-f~OPT201012-m |
PRICE | 1,395~16,744 円(税込) |