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【拡大特集】光コネクタの市場・技術動向
〜光通信からさらなる用途拡大へ〜
光コネクタの市場では、「価格下げ止まらない」という声を数多く聞いた。経済産業省の統計を図示したものを見ると、平均単価は150円前後を推移しているが、単心・多心コネクタなどトータルの数値であると見れば、各社ネガティヴな意見が続出してしまうのも仕方がないのかも知れない。
1月16日から3日間開催されたFOEでは、現場付けコネクタが各社から様々なものが出され、各ブースで実演が行われているのを見ることができた。今年はさらに扱う企業が増え、専用工具を必要としないもの、融着接続型のものなど、それぞれ特色のあるコネクタが見られた。慣れによる作業スピードの差こそあるものの、熟練を必要としないこれらの製品が市場に受け入れられた結果といえる。
また、北米では多心コネクタの需要が拡大し、日本でもデータコム用途でMPOコネクタやNGN市場でのLCコネクタの需要が増加してきており、光コネクタ市場は変化を見せ始めている。
本特集は、こうした光コネクタ市場の流れに対する各社の見解、取り組みを中心にレポートする。
【特集2】FOE2008レポート
光通信関連市場の現状と今後・市場は伸び悩むが、自社の業績増には期待
1月16日から18日までの3日間にかけてアジア最大の光通信関連展示会、FOE2008が東京ビッグサイトにて開催された。本誌のプレヴュー特集でも伝えた通り、前年度に引き続き光通信市場に活況が戻ってきたことを示す盛況ぶりだった。
出展社数は251社。会期中の総来場者数は昨年とほぼ同数の13,227名。セミナー聴講者数は昨年より約1,000名増の3,009名にのぼった。本特集では、展示会の様子や注目された展示品、セミナーの内容などをレポートする。
【特集3】ストレスト・レシーバ・コンフォーマンステスト
市場の要求と測定器ベンダの提案
最近の調査会社のレポートによると、2007年に導入された10GbEポートは140万、これが2010年には倍増するという。もちろん、すべてが光ポートではないが、数字そのものは10Gbpsという高いビットレートを扱うモジュールが微増していることを示している。
数量の増加に加え、10Gbps光モジュールの小型化のトレンドも急で、SFP+パッケージで40kmバージョンをリリースするベンダも見られるようになっている。あるデバイスメーカーの話によると、小型化が進み、その上に伝送距離が40km、80kmとなると歩留まりは変動し、わずかな部品の差が性能のバラツキになって現れると言う。XFP、SFP+など各種モジュールのMSAはあるが、ベンダによってもロットによっても性能の差があるのが現状だ。このため、デバイス間の相互接続性、装置ベンダ間の相互接続性の検証が不可欠になっている。
国内外の測定器ベンダは、市場からの要求を受けてIEEE.802.3-2005に準拠した10GBASE-LR、ERのストレス・レシーバ・コンフォーマンステストを高精度に安定して行うことができる測定システムの開発に注力し、市場に提供することができるようになっている。
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ITEM NAME | OPTCOM 2008年2月号 |
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ITEM CODE | OPT200802-f~OPT200802-m |
PRICE | 1,395~16,744 円(税込) |