OPTCOM 2013年3月号
在庫に関してはお問い合わせください。
【特集1】100Gフォーカス、国内外の展示会のデモと製品技術
1月は、国内外で通信、データコムに関わる展示会、業界の会合が相次いで開催された。サンタクララでは1月16日-17日にOCP(Open Compute Summit)、28-31日にDesignCon、これと重なりながら東京で1月30日-2月1日に開催されたのがnano tech 2013。
これらの展示会、サミットで企業、大学などの研究機関の展示、デモンストレーションを見ると、100Gフォーカスが当然のようになっているのに気づく。測定器ベンダでは、Agilent、アンリツが32G BERTのデモ。AgilentのBERTは、昨年4月にCentellaxから買収した製品群。アンリツはTE Conictivityとデモンストレーション。Luceoは、AOCを意識したマルチチャンネル測定のデモなど、いずれも100Gアプリケーションを射程に置いている。
サムテック、山一電機、TE Conictivity、3Mなども100Gをターゲットの1つに置いている。
インテルのシリコンフォトニクスは、業界の識者によると、すでにOCPメンバー企業にサンプルが出ていると言われており、OPTCOMでは近いうちにそのスイッチベンダへの取材を予定している。
シリコンフォトニクスは、国内のナノテク展でも大学の研究機関が紹介していたが、開発のベースは海外企業ほどハイペースにはなっていなかったようだ。東京大学のブースでは、PECSTプロジェクトが紹介されていた。国内のスーパーコンピュータメーカーと大学が参加しており、説明員によると、2010年から5年プロジェクトで、残り3年で実用レベルの成果が得られるようにするとのこと。ブースで紹介していたのは、昨年9月にECOCなどで発表された成果で、それ以降の成果は今後OFC/NFOEC、ECOCなどの学会で発表されるということだった。
シリコンは光らないということで、国内外の多くの研究機関は、シリコン上にレーザーチップを搭載するアプローチをとっているところが多いが、大阪府立大学は、京都大学が開発したフォトニック結晶を使いナノ共振器シリコンラマンレーザを開発したと紹介した(図1)。説明員の話では、原理実証段階であり、具体的な製品はかなり先ということだった。
また、下記についてもレポートした。
●データセンタラック技術でIntelとFacebookが提携
【特集2】市場が拡大するメディアコンバータ、L2スイッチ
メディアコンバータ、L2スイッチの需要が高まっている。従来から使われている、通信キャリア向け、自治体向け、オフィスネットワーク向けの市場は横ばいだが、交通、IPカメラ網、ファクトリーオートメーション(FA)での市場が拡大している。
特に変化があったのは交通の分野だ。ここ数年は西日本での導入が多く、今年から東日本でも本格的に動くと期待されている。ニーズとしては以前から使われている100Mメディアコンバータが中心だが、1G製品の需要が拡大している。また、動作温度の広い製品の採用も増えている。市場の拡大に伴い価格要求が激しくなる中、各サプライヤーはコスト削減や付加価値を追求している状況だ。
今回の特集では、メディアコンバータやL2スイッチを扱う各社から、昨年の市場動向と今後の展望を聞いた。
※ 定期購読お申し込み後の購読契約は自動継続となります。
※ 海外からのご注文は別途、為替手数料がかかります。
FAX送信にてお申し込みをされる方はこちらのPDFファイルを印刷してご利用ください。
※Adobeアクロバットリーダーがインストールされている必要があります。
| ITEM NAME | OPTCOM 2013年3月号 |
|---|---|
| ITEM CODE | OPT201303-f～OPT201303-m |
| PRICE | 1,395～16,744 円（税込） |
商品詳細
