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【特集Part1】光トランシーバ/トランスポンダ市場サーベイ
リーディングサプライヤを通して見える光トランシーバ市場
光トランシーバは、大手サプライヤによると、10Gbps以上では注文がさばききれない状態にあると言う。特に、40G/100Gはキーデバイスのサプライヤが限られているため、注文に応じきれていない。ユーザ側からは、10GbEが限界に来ていることから手ごろな価格の100Gを求める声が上がっているが、100Gは「手頃な価格」にはまだ来ていない。モジュールベンダによると、アセンブリに半日、テストと調整にはそれよりもさらに時間がかかる。試験工程を含めたこのアセンブリ時間は、労賃と設備コストとともにモジュール価格に反映されるので、この部分が短縮されないと価格は下げられない。価格を下げて市場シェアをとるという戦略も考えられるが、部品の供給が少なく、試験ラインもパラレル処理になっていない現状では、そのような戦略は可能性でしかない。
このように活況を呈している光トランシーバ市場は、調査会社Infonetics Researchによると、2014年には21億ドルを超えるという。40G、100Gのトライアル、デモンストレーションの発表は毎月何件か発表されており、市場拡大の機運は高まっている。商機ありと見たFPGAベンダも、この市場にフォーカスした発表を行っている。以下では、光トランシーバ/トランスポンダ関連のプレイヤを通して市場の動向を見た。他2点についてもレポートした。
【特集Part2】InterBee2010プレビュー
~映像伝送に使われる最新機器~
音と映像と通信のプロフェッショナル展「InterBEE2010」が、11月17日から19日の3日間の日程で幕張メッセにて開催される。主催は社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)。後援は社団法人日本民間放送連盟(NAB-J)、日本放送協会(NHK)。映像伝送機器を扱う出展社たちの話を総合すると、今回のポイントは「エリア・ワンセグ放送」、「ギャップフィラーシステム」となる。また、3D元年と位置づけられる今年は、業務用3D映像伝送関連の展示が拡充されている。アナログ停波後に生じるホワイトスペースの活用方法として期待されているエリア・ワンセグ放送は、2年ほど前から日本全国各地で実験サービスが行われている。地域イベント、サーキット、スタジアム、展示会会場などで、イベントの注目シーンや情報などの各種映像やデータを流すといった形で使われており、イベントや地域を盛り上げる新たなサービスとして注目を集めている。
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ITEM NAME | OPTCOM 2010年11月号 |
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ITEM CODE | OPT201011-f~OPT201011-m |
PRICE | 1,395~16,744 円(税込) |