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【特集Part1】「SDNブーム」における各社の取り組み
XsigoのデータセンタファブリックもSDNか
SDN(Software-Defined Networking)がバズワード(buzzword)になってしまったためか、SDNに関連づけて自社製品を語る装置ベンダが増えている。Open Networking Forum(ONF)のSDN定義は次のようになっているので、その一部を取り出したり、拡大解釈をしたりして、SDNを語る装置ベンダがあっても不思議 ではない。ユーザーにとっては、経済性、簡素化、使いやすさが確保されれば、SDNであるかないかなどはどうでもよいことになる。
・コントロールプレーンとデータプレーンの分離
・コントローラを中心としてネットワークの可視化
・外部アプリケーションによるネットワークのプログラマビリティ
Xsigo Systemsは、最近同社のデータセンタファブリックをSDNと規定するようになっている。以下では、シーゴシステムズ・ジャパンの尾方一成氏の説明で、 XsigoのSDNライクな点を見ていくことにする。同社は、最近オラクル(Oracle)に買収されることになったが、取材は買収発表前だったので、オラクルとの関連 づけにフォーカスした話にはなっていない。
下記についてもレポートした。
●日商エレ、Pica8製品販売とSDNソリューション
【特集Part2】第14回CIOEプレビュー
9月6日~9日の4日間、中国で最大級となる光関連製品見本市「第14回中国国際光電博覧会(The 14th China International Optoelectronic Expo/CIOE)」が開催。光通信、レーザ&赤外線アプリケーション、精密光学、LEDを扱っているCIOEには、例年、世界各国から光通信関連の機器や部品メーカーや販売会社が多数出展。HuaweiやZTEなどユーザ層の来場者数も多いことから、中国で光関連ビジネスを展開する企業にとって重要なイベントの1つとなって いる。
中国市場で特に動いている光部材は従来通りPLCと多心コネクタだ。PLCの需要は数年続いており、バブルを懸念する声もある。しかし、2011年時点で中国の都市化率は51.27%、都市人口は6億9,000万人に達しており、潜在的な総量は膨大なものとなるので、この需要は今後3~4年は続くと考えて良いだろう。中国のPLC市場における日本メーカーの評価は高く、特に、16分岐、32分岐、AWG用の48分岐といった多分岐の製品になると、十分なピッチ精度を実現できるメーカーは限られてくるので、既に日本の光通信市場で実績のある日本メーカーの技術力が注目されている。
多心コネクタの需要は中国国内におけるデータセンタ市場の拡大によるもの。中国ではメインセンタとバックアップセンタを構え、そことは離れた別の地域にもう1つのセンタを構築する傾向にある。ここ数年の市場動向を見ると、政府系のファイナンスが大型のデータセンタを年あたり数件のペースで構築している。これにエンタープライズ系のデータセンタも加わっている状況で、日本企業のデータセンタ構築も増えている。
今回の特集では、CIOEに出展する日本企業から、展示製品について話を聞いた。
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ITEM NAME | OPTCOM 2012年9月号 |
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ITEM CODE | OPT201209-f~OPT201209-m |
PRICE | 1,395~16,744 円(税込) |