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【特集Part1】ケーブルテレビインフラの課題と展望
●ケーブルテレビ業界の展望
今回の特集では、各ケーブルテレビオペレーターの展望を知るために行ったアンケートの結果を紹介しつつ、今月開催されるケーブルテレビショー2010に集う最新情報のプレビューを行う。
●デジアナ変換に対するCATVオペレータの反応
デジアナ変換に対する考えの一例として、デジタル移行に邁進してきたオペレータから実情を聞いてみた。
●ケーブルテレビショー2010、出展製品の見どころ
「オペレーターゾーン」の中から「豊島ケーブルネットワーク」を、またハードウェアゾーンの出展社から数社をピックアップしてご紹介する。
【特集Part2】量子暗号最前線
●実運用一歩手前に来た量子暗号通信
情報通信技術の中でセキュリティが重要課題の1つと考えられている。セキュリティ技術は、一般のPCユーザが使うウイルスバスターから、ネットワーク装置に組み込むDPI(deep packet inspection)、あるいは専用線やIPsecなど、様々な視点からのアプローチがあるが、究極のセキュリティ技術、「無条件に安全」とされている通信技術は量子暗号通信ということになる。
量子暗号は、量子鍵配送(QKD)+暗号化(One-Time Pad)からなる。光子で暗号鍵を1度だけ使用して送りたい情報(平文)をビット毎に暗号化する(OTP)。共有鍵を持つ受信者は、送られたデータから情報(平文)を取り出すことができる。量子暗号通信は、盗聴されると盗聴されたことが分かる点が特長の1つと考えられている。
情報通信機構(NICT)は、2001年度から10年間、この量子暗号の委託研究に資金を提供してきた。委託研究グループとNICTは、開発成果を集約し、今年10月にテストベッドでシステム実証を行う。システムの概念設計はNICTが担当し、その他は委託研究に参加している各社が担当している。
10月から始まる保守、安定動作の試験を兼ねた試験運用を経て実運用に移行することになる。量子暗号技術は、実運用一歩手前に来ている。
また、以下3点についてもレポートした。
●DPS-QKDプロトコルで着実な成果
●高速QKDネットワーク実現に向けたハードウェア開発
●もつれ光対利用への各機関のアプローチ
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ITEM NAME | OPTCOM 2010年6月号 |
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ITEM CODE | OPT201006-f~OPT201006-m |
PRICE | 1,395~16,744 円(税込) |