OPTCOM 2007年8月号

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【特集1】下水道光ファイバの現状とFTTHへの展開

FTTHにおける光ファイバケーブルの敷設方法としては、屋外の架空ケーブルから電柱を伝わってドロップケーブルで家屋に落とし込む架空配線方式が一般的といえる。しかし、災害大国である日本では、阪神淡路大震災などの例をひくまでもなく、地震や火災、台風などにより電柱が倒壊し、光ファイバが切断され、通信インフラが機能停止するケースも起こっている。そのような点から、近年注目されているのが下水道管を利用し、地下から光ファイバを敷設する方式だ。
国土交通省の調査によると下水道光ファイバの敷設状況は、平成17年度末現在、19都道府県、42地域に約1671.1kmが敷設されている。このうち、東京都区部が約748.7kmと半数近くを占めている。また、下水道管きょ総延長38万kmに占める敷設ファイバの割合は0.4%と少ないが、毎年 10kmから100km程度の敷設が行われている。
現在、日本での下水道光ファイバの利用用途は主に下水道管理などであるが、FTTHでの利用を実現するための技術も確立されてきている。架空方式と比べコスト的に高いとされる下水道光ファイバだが、敷設後のメンテナンスなど長い目で見ると下水道光ファイバのほうが安く上がるともいわれている。
その他、下水道管利用のメリット等を技術協会、工法協会などの各団体や実際に敷設を行った自治体、施工業者それぞれの視点から探っていく。

【特集2】光ネットワークを補完するWiMAX


今年6月に米国シカゴで行われたNXTcomm 2007の会場で、Tellabs社とTelephonyが共同で実施したアンケートの結果報告で、今年の通信業界におけるメイン・イシューとなるのは、 IPTVとモバイルだとされた。また、同アンケートの報告からは、FMCサービスの加速に伴い、モバイル端末の高機能化なども盛り込まれ、WiMAXをはじめとする次世代無線技術にもスポットがあてられていた。
こうしたなかで、日本においても、米国のように高速モバイル技術として、WiMAXに注目が集まっている。他方で、日本においては、山間部など、FTTH による光ファイバ敷設が困難な条件不利地域にブロードバンドを普及させるソリューションとして、CATV事業者を中心としたWiMAXの実証試験が進められている。
本特集では、全国と地方で異なる動きを見せる日本の状況を踏まえ、各製品ベンダやシステム構築の動きをレポートする。


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ITEM NAME OPTCOM 2007年8月号
ITEM CODE OPT200708-f~OPT200708-m
PRICE 1,395~16,744 円(税込)
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