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【見どころ①】
『微生物量を短時間で自動計測する微生物センサと適用例』(岩松邦夫氏)では、開発背景で、次のように述べている。
「あらゆる環境の空気中には微生物が浮遊している。微生物は、医薬品、化粧品、食品、飲料品などの品質へ多大な影響を与え、微生物汚染による健康被害が発生する恐れがあるため、これらの製造施設における浮遊微生物の管理は重要である。また、免疫力の低下により浮遊微生物を原因とする感染症への感染リスクが高まることが考えられるため、医療施設や福祉施設においては浮遊微生物濃度の管理が求められる。美術館や博物館、図書館などの文化財の保存においては、カビの発生を抑制することが重要とされている。」「従来、浮遊微生物の測定は培養法により行われてきたが、いくつかの問題点がある。一つ目は、サンプリングから結果が出るまで数日を要し、また、測定の自動化がなされていないことから、連続モニタリングを行うことが困難な点である。二つは、専門的で熟練した技術が求められる点である。そこで、高速で自動測定が可能で常時モニタリングが可能で、知識や経験がなくても安定した測定値を得ることが可能な微生物センサ“ Model 3070”を発売した」とその経緯を語る。詳細は本誌をご参照ください。
【見どころ②】
連載:「液体清澄化の今」の第7回目の山内学氏は、『ウェッジワイヤーを用いた固液分離』についての解説を行っている。すなわち、「金属スクリーン・フィルターには、織り綱(メッシュ金網),パンチングプレート(打ち抜き鋼板),ノッチワイヤー,焼結巻線ろ材,焼結積層金網,焼結金属不織布ろ材,焼結金属粉末ろ材,等々各種挙げられるが、本稿ではウェッジワイヤースクリーンを取り上げる。ウェッジワイヤースクリーンは主に固液分離,濃縮,分級,洗浄,などに用いられるが、ここでは固液分離に焦点が当てる。」「…同スクリーンは、逆三角形(楔形)の異形線を等間隔に並べた構造である。ワイヤーとワイヤーの間に矩形状に形成される目開き(スリット)は,表層に存在し,深層になるにつれ開口は広くなる。スクリーンの大敵である目詰まりは,ほとんど表層のみで起こる。いわゆる表面ろ過であるが、深層ろ過と異なり、表層の洗浄や逆洗浄により、処理能力を容易に回復できる。表面は平らであるので、引っ掛かりが少なく、固形物の滑りもよい。固形物が表面を滑る際に目詰まりも上京され、自浄作用も期待できる。一度目詰まりしたらスクリーンを排気・交換するのではなく、 洗浄することにより繰り返し半永久的に使用できるため、維持管理コストの削減と、廃棄物の削減につながる利点がある。(以下略)」。
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ITEM NAME | 化学装置 2016年7月号 |
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ITEM CODE | PAP201607-f~PAP201607-m |
PRICE | 1,848~22,176 円(税込) |