化学装置 2014年9月号
【特集】製造現場に見る「乾燥技術」最前線
-製造現場に応える乾燥装置の最適操作と機種選定-
【総論】
- 乾燥技術の新潮流
- 静岡大学 立元 雄治
- 製造現場に見る乾燥操作の問題点と対策
- 奈良機械製作所 髙島 久継
- サイロ内の発酵発熱と乾燥技術
- 中村正秋技術士事務所 中村 正秋
- 生産コスト・熱エネ消費削減を目指す
「ハイブリッド乾燥システム」 - 大川原製作所 横井 健治
- 最近のスプレードライヤ技術への取り組み現況
- 大川原化工機 根本源太郎、大川原知尚
【一本記事】
- 新化学化時代 炭酸ガスを選択吸収・排気する
アミン水溶液
- 環境・エネルギー化学アドバイザー 村田 逞詮
【新 連 載】
- 実務に役立つ蒸留トレイ(棚段)の基礎(続)
- 蒸溜トレイ製造 田村 勝典
- 地球環境とバイオリアクター
-基礎から応用まで- - 近畿大学 鈴木 高広
□巻頭言□
- 現場を起点に真の教育立国の構築
- お茶ノ水女子大学 増田 優
○技術トピックス○
- 「オカドラサイクロフィン」と「オカドラサイクロンドライヤー」
- オカドラ
- 加圧円形両面濾板式濾過機“WFEフィルター”
- 日新加工
【連 載】
- プラントエンジニアリング・メモ
- エプシロン 南 一郎
- 安全談話室
- 化学工学会 SCE・Net 安全研究会
- 技術者のための創造力開発講座
- 飯田教育総合研究所 飯田 清人
- スペクトルと分子構造
- 名古屋市立大学 齋藤 勝裕
- 粉体プロセス組み立ての留意点
- フルード工業 小波 盛佳
- 図解 化学装置
- 東洋大学 川瀬 義矩
- 環境改善・環境経営ベストモデル構築による事業グリーン
イノベーションへの取り組み - 露木生産技術研究所 露木 崇夫
そのほか、P&PInfo.,情報ファイル,セミナー情報,コラムなど。
■今月号の見所
【見所】
今月号の特集の一つである、奈良機械製作所の「製造現場に見る乾燥操作の問題点と対策」では、髙橋久継氏は「『粉体は世に出るまでの仮姿』。これは、私に“粉”の『難しさ』『怖さ』そして『楽しさ』を教えてくれた大先輩の言葉である。私たちを取り巻く環境には実に多くの粉粒体材料が存在し、その製造プロセスの多くには乾燥説が必要である。本稿では、その製造現場における乾燥操作の現状と問題点および対策について、当社の経験を中心に事例を交えて紹介する。」と冒頭にて強調している。
また“乾燥機の種類”では、「粉粒体の形態は多種多様であり粒度分布・湿分値・粒子の表面状態・密度などの違いによりまったく異なった挙動を示す。このような多種多様な材料をより効率よく取り扱えるよう対応するために、今日まで多くの機種が研究・開発・実用化されてきた。各種乾燥装置の分類については多くの研究者からの分析がある。」と指摘。表形式にて、その一例をまとめて紹介がなされている。
“乾燥操作が直面する問題と対策例”では、「乾燥品の仕上がり状態の問題」「付着の問題」「乾燥品の固結問題」「微粒子である場合の問題」「装置排気系(結露と熱回収)の問題」「安全対策(粉塵爆発)の問題」「品種切り替えの装置洗浄の問題」「環境対策」など、8つの問題点とその対策例が挙げられている。さらには、“乾燥装置選定・設計のチェックポイント”では、図解形式により、簡潔に解説がなされており、まさに、特集タイトルにふさわしい“乾燥技術の最前線”が掌握できる論文である。乞うご一読を。
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| ITEM NAME | 化学装置 2014年9月号 |
|---|---|
| ITEM CODE | PAP201409-f～PAP201409-m |
| PRICE | 1,848～22,176 円（税込） |
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