化学装置 2013年3月号

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【特集】コスト競争で激化する電池産業
-電池用材料と製造技術-


省エネ型気流乾燥による粉砕と乾燥の同時処理と経済効果
-媒体撹拌型気流乾燥機 ホソカワ/ミクロン ゼルビス-
ホソカワミクロン 東  充延

プロセスシミュレーターによるコスト低減を推進する
燃料電池モデリング技術
VMG Japan 高山 仙夫

次世代蓄電池用負極創製のための
活性物質合成・電極作製システム
鳥取大学 薄井 洋行、坂口 裕樹

真空式ロータリーキルンによる希土類合金などの
水素化粉砕技術
岩佐機械工業 佐野 忠義

【特別寄稿】新エネルギー最前線


電力貯蔵のニーズと技術(その2)
-二次電池の概要と電力貯蔵方法の選択-
環境企画 松村  眞

再生可能エネルギーの拡大
恵谷資源環境研究所 恵谷  浩

【巻頭言】


世界を展望した国家経営を希求
モリエイ 内田 盛也

◇新化学化時代◇ 
光触媒担持MR・CO2 還元法VSフェトンCO2 還元法
三井造船プラントエンジニアリング 村田 逞詮

【常設頁】


安全談話室
化学工学会 SCE-Net委員会

プラントエンジニアリング・メモ
エプシロン 南 一郎

【連載】


図解 化学装置 -〔3〕抽出装置-
東洋大学 川瀬 義矩

現場で役立つ静電気対策と実際
-基礎知識から応用実践まで-
産業安全技術協会 泉 房男

環境改善から環境経営への取り組み
露木生産技術研究所 露木 崇夫

化粧品の材料設計 -基礎から応用まで-
近畿大学 鈴木 高広

知っておきたい微粒子めぐる世界
種谷技術事務所 種谷 真一

情報ファイル、P&P Info.、新刊案内、コラム、次号予定、等

■今月号の見所
①リチウムイオン電池(LIB)の20年間の進化は、電池を完成品として組み上げ総合的な技術力の向上もさることながら、電池を構成する正極材料、負極材料、電解質、セパレータといった主要4部材における技術革新によるところが大きい。これら4部材の進化には、それぞれを構成する原料と製造・加工技術の進歩が欠かせないが、正極材料・負極材料は、粉の状態で加工される段階が必ず存在することから、ここで粉体技術が果たす役割は非常に大きい。この話題に関しては、「省エネ型気流乾燥機による粉砕と乾燥の同時処理と経済効果-媒体撹拌型気流乾燥機『ゼルビス』-」(ホソカワミクロン・東 充延氏)にて、解説されている。
②ロータリーキルンの原理は、傾斜した円筒状の炉体の上流から原料を投入し、原料を回転しながら加熱焼成し、製品として落ち口に回収する装置である。今月号で紹介されている“真空式ロータリーキルン”は金属の水素脆性(金属が水素を吸って脆くなる性質)を利用して、希土類金属磁石合金や水素吸蔵合金用製造工程中の粉砕装置(特に粗粉砕用の)としての活用を提案している。詳細は、「真空式ロータリーキルンによる希土類合金などの水素化粉砕技術」(岩佐機械工業・佐野忠勝氏)を参照頂きたい。
 ③最近では、電気自動車用電源や定置用蓄電池にも適用されてきているリチウム二次電池。ここで、このような大型用途へ向けてより一層の電池の高エネルギー密度化が求められている。この要求に応えるためには、正極だけでなく負極に関してもその容量を飛躍的に増大させる必要がある。リチウムと可逆的な合金化反応を示すケイ素やスズなどの元素は現行の負極材料である黒鉛に比べ格段に高い理論容量を有するため、次世代負極材料としての応用化が期待されている。今回の寄稿論文「次世代蓄電池用負恐懼創製のための活性物質合成・電極作製システム」(鳥取大学・薄井洋行氏、坂口裕樹氏)では新規負極材料探索のための独自に設計・構築した活性物質合成・電極作製システムが紹介されている。




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