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情報ファイル/ P&P Info. / 新刊案内「初歩から学ぶ粉体技術:内藤牧男、牧野尚夫編著(森北出版発行」)など、コラム/ を紹介。
(1)巻頭言
『福島第1原発の事故から学ぶ』では、廣川一男氏曰く「今回の最大の事故の最大の原因が全電源喪失による冷却不能であった。」「全電源喪失時は8時間以内の復帰で、13.5時間以上では重大災害になる」と予測される。「福島第1原発も8時間復帰を定められていたが、活動の報道がない」ことを大変残念がっていた。
続けて曰く、「災害は忘れた頃にやって来るといわれる。我が国のプラントが古くなり、担当者も世代交代で団塊の世代が不在になるため、今回の事故原因を徹底的の調査をしてガイドラインを再度作成して、冑の緒をしっかり締め直して頂き、予防に努めて頂くことを希望します」と結んでいる。
(2)『コプロダクションと企業間連携』を提言寄稿の産総研・中岩勝氏は、イントロで、「コプロダクション(エネルギー・物質併産)システムは、コジェネレーションシステムが、燃料から電力と熱を併産するのに対して、原料物質から、製品とエネルギーを同時に生産しようとするものである。この言葉は10年以上前に米国において、石炭を石油のように、火力発電の燃料と化学製品などの原料に併用することで高い付加価値を生み出すシステムとして使用された。わが国では東京大学生産技術研究所の堤敦司教授が、物質とエネルギーを併産することにより燃焼過程で発生していた有効エネルギー損失を大幅に低減し、革新的な省エネルギーを達成するシステムとして最初に提唱した。今日では、一般的にエネルギーと製品を同時に生産するという意味で、その概念が普及しつつある。」と紹介し、本文では、「コプロダクションの概念」「合理的な生産プロセスの構築」「熱ピンチテクノロジーのコンセプト」「物質ピンチテクノロジー」「省エネ評価実証事例」「導入効果」などを各項目として取り上げ、解説を試みている。最後に氏は、「このような概念の導入で複数企業間の強化と環境対応を両立させる生産システムの確立が期待される。」と結んでいる。
(3)『特集:初歩から学ぶ配管技術』では、配管継手をはじめ、ポンプ、バルブなどに関して、いかにうまく使いこなせるかを、各関連部品・材料メーカーに鎬を削っての解説をして頂いた。本特集を読まれることにより、配管技術の基礎知識や最新情報を身につけ、導入時での最適化を図ったり、省エネや、ランニングコストの低減が実現できるのではと考えられる。また、プロセスの設計時や、化学装置構築時のヒントになれば幸いである。
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ITEM NAME | 化学装置 2012年2月号 |
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ITEM CODE | PAP201202-f~PAP201202-m |
PRICE | 1,848~22,176 円(税込) |