化学装置 2011年12月号

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【特集】化学工場で今何が求められているか


―安全管理・危機管理・資源の再生化―


化学プラントの事故防止のための一考察
今西技術士事務所・今西 忠

化学工場に見る安全管理・危機管理システム
東京農工大学・中村 昌允

中国日系化学工場に見る安全管理と作業者教育
化学工学会SCE Net・斉藤 興司

化学物質の有害性評価と現場での安全管理技術
化学物質評価研究機構・神園 麻子

国際標準化の必要性と新規製品の開発―性能評価技術と資源の再生化―
東京医科歯科大学・宮入 裕夫

【巻頭言】遠心分離機をコアとして
GEAウェスト ファリアセパレータージャパン・シュヴァルツ コップクリスティアン氏

【提 言】粉砕の研究とその進展
東北大学 多元研・齋藤 文良


○技術トピックス○


ミクロ・マチナチオーネ社の粉体技術
DKSHジャパン

機械式微粉砕機「スーパーローター・ブレードミル」
日清エンジニアリング

超微粉砕システム「ナノジェットマイザー」
アイシンナノテクノロジー

粉体処理の効率アップを推進する「DALTON振動ふるい」
ダルトン

電極材スラリーなど微少量の混合・分散・混練機 ハイビスミックス 「2P-1型」「2P-03 型」
プライミクス

高品質・高信頼性LED
ハイソル


【連 載】


プラントエンジニアリング・メモ
エプシロン 南 一郎

エネルギーの基礎知識
名古屋市立大学 齋籐 勝裕

乾燥技術事例〔3〕超臨界乾燥法による半導体デバイスの製造
熊本大学 後藤 元信

化粧品の材料設計―基礎から応用まで―
近畿大学 鈴木 高広

知っておきたい微粒子をめぐる世界
種谷技術士事務所 種谷 真一

初歩から学ぶ「化学機器・装置」
大野技術士事務所 大野 光之


12月の見所


《提 言 》
東北大学・齋藤文良教授が最近のトレンドの一つに、ナノテクノロジーを挙げている。

齋藤先生は、「粉体技術の分野では、粉砕でも超微粉砕への要望が大きくなっている」「粉砕とメカのケミカルの研究には共通部分が多い」と原子・分子レベルでのR&Dが進んでいることを指摘しています。加えて、「量産化(経済性)を推進するためには、(1)装置、(2)操作条件、(3)対象物をどう選ぶか―がキーポイント」と強調しています。


《技術トッピクス》
先般開催の『粉体工業技術展大阪2011』での最新技術動向の内、注目度の高いもののいくつか複 数を紹介しています。すなわち、(1)粉体に対しての微細化技術をはじめ、 (2)微細粉砕技術、(3)超微細粉砕技術、(4)粉体処理のための効率カップを図る振動ふるい技術、(5)微少量の混合・分散・混練技術を取り上げています。


《特 集》
本特集では、安全管理・機器管理・資源の再生化などに関して、『今、化学工場では何が求されているか』を、各専門家に解説を頂きました。

(1)化学プラントの事故防止について、今西忠氏は、分かりやすく化学プラントの危険性の大きいところとして、「化学プロセスの反応系の所で火災や、爆発を誘発しやすい」と指摘しています。また、「リスク評価法、誤操作を減らすためのチェックポイント、 事前安全対策の必要性・大切さ」の解説を頂いています。

(2)化学工場での安全管理システムでは、中村昌允氏が「リスクアセスメントの大切さ」を強調して頂きました。

この他にも、(3)斎藤興司氏には「化学工場での作業者の安全教育に対する知識の大切さ」や、(4)神園麻子氏には、「化学物質の有害性評価技術の知識の必要性を」、さらには、(5)宮入裕夫氏は「国際標準化の必要性関して」、解説を頂いています。

折しも、塩ビモノマーを製造する化学工場での爆発・火災が起こったニュースが11月13日にTV報道された。
これらの辛い事実にも=今月号の特集=(1)から(5)などの解説記事が、少しでも化学プラントでの事故防止や解決のヒントになればと思います。






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