OPTCOM 2008年8月号

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【特集1】インターオプト'08プレビュー
・第1部 インターオプト'08の概要
光産業の総合展示会インターオプト'08(インターナショナルエレクトロニクスショー'08)が、9月10日から12日に開催される(3日間とも10時〜17時)。
主催は財団法人光産業技術振興協会。会場は幕張メッセ国際展示場9ホールだ。
栄誉教授ノーベル物理学賞受賞者の小柴昌俊氏。「やれば、できる。」と題し、ノーベル物理学賞受賞の基となった、カミオカンデによるニュートリノの検出など、本気でやればできるということを、いくつかの個人的実例について講演する予定だ。
低コストのレーザー核融合発電、レーザー植物工場、有機合成化学、物質改変などにより、わが国独自の工業用原材料供給の可能性がある。人類にとって価値のある新しい産業を、わが国から世界へ発信したい」とコメントしている。

・第2部 出展企業・製品の見どころ
インターオプト'08に出展された以下9社製品の見どころを紹介する。
オキサイド/オプトシリウス/グラビトン/サンインスツルメント/住友電気工業/ティー・イー・エム/トリマティス/フジクラ/古河電気工業

・第3部 市場バーチャル展示スポット
誌上を展示会場に見立て、以下10社製品の紹介をする。
アダマンド工業/オプトゲート/大崎電気工業/電熱制御/日本デバイス/日商エレクトロニクス/ピーエスアイ/グレイテクノス/精工技研/タツタ電線


【Special Report】光計測の最前線

・ハイエンド光サンプリングを超低価格で実現
アルネアラボラトリは、東京大学の菊池和朗の理論をベースに光サンプリングオシロスコープ「Eye-Checker」を開発し、製品化している。これまでに国内外で数十台の販売実績をもつが、光通信業界の開発ターゲットが100Gbps以上に移ろうとしている市場環境を睨んで、1000万円以下の廉価バージョンを市場投入し一層の普及を狙っている。
加えて、他社にない機能を実装して測定器システムの差別化を図ることも忘れていない。

・820GHz帯域の光信号波形計測技術を開発
アドバンテストは、光集積回路の品質評価のための要素技術、光サンプリング技術を開発したと発表した。同社によると、世界最高820GHzでの信号波形計測が可能だという。
オシロスコープとしては、電気のリアルタイムオシロスコープが普及しているが、この方式では最高帯域が20GHzまでしかない。サンプリング方式の電気のオシロスコープでも帯域は100GHz程度。100Gbps、160Gbps、640Gbpsなどの超高速信号の評価には、電気のオシロスコープでは帯域が十分でなく、光サンプリングオシロスコープが必要になる。
光サンプリングオシロスコープは、光学結晶の2次非線形効果を利用する製品が5年ほど前にアジレント、安藤電気(横河電機)から製品化されたが、いずれもすでに市場から撤退している。
これに代わるものとして最近、ピコソルブ、アルネアラボラトリなどが非線形ファイバを利用した新しい方式の光サンプリングオシロスコープを製品化している。これらの製品のターゲット市場は、まずは100GbEだ。
アドバンテストが開発した光サンプリング技術も、これら新しい時代の技術に分類されるものだが、実現したとする帯域は820GHz、ターゲット市場も遥か先に設定されているようだ。


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ITEM NAME OPTCOM 2008年8月号
ITEM CODE OPT200808-f~OPT200808-m
PRICE 1,395~16,744 円(税込)
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